三菱電機(DTI)、松下電器産業(hi-ho)が新サービスの共同開発や経営基盤の共有化を目的としたISP事業における業務提携を発表

【 国内記事】 2001年12月26日更新

 松下電器産業(Panasonic hi-ho)、三菱電機とその子会社であるドリーム・トレイン・インターネットの3社は、ISP事業において業務提携したことを発表した。

 具体的な提携内容は、「IPv6など、今後の技術・サービスに関する共同研究・開発」「通信インフラ設備の共同利用とカスタマーサポートの共有化」「コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)の相互利用とコンテンツの共同開発・購入」「広告事業の協業」の4つで、ブロードバンドやユビキタスネットワーク時代に向けたISP事業の効率的な経営、IPv6技術をベースとした次世代ネットワークに関する技術開発、ブロードバンドコンテンツの充実を始めとしたサービス品質の向上など、両社が提供するサービスの強化を目的としたものになっている。3社は、今回の提携により、ブロードバンド化に即応するISP事業を共同で構築することを目指すとしている。提携内容の詳細は以下のとおり。

IPv6など、今後の技術・サービスに関する共同研究・開発
 IPv6ネットワークの構築、接続サービス、VoIPなどの新サービスの共同研究開発

通信インフラ設備の共同利用とカスタマーサポートの共有化
 バックボーンやネットワークオペレーションセンター、インターネットデータセンター、カスタマーサポートセンターの運営、顧客データベースの管理などの共通化と設備投資の共同化。まず始めに、DTIが構築した東京-大阪間のバックボーン、カスタマーサポートセンターを2002年度上半期より相互運用を開始する

コンテンツデリバリーネットワークの相互利用とコンテンツの共同開発・購入
 両社が持つコンテンツの共同活用・共同企画による拡充とその配信インフラの共同利用。2002年2月よりPanasonic hi-hoのADSL接続会員限定コンテンツ「ブロードバンド試写会」、一部hi-ho接続会員限定コンテンツ「マイアイドルコミュニケーションOne to One」をDTI会員も利用できるように相互活用を開始する

広告事業の協業
 両社のホームページ上の広告スペース、またはメールマガジンなどの広告事業を統一化し、効率的な収益構造への改善を図る

関連リンク
▼ Panasonic hi−ho
▼ ドリーム・トレイン・インターネット



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