スターキャット、シマンテックの「Norton AntiVirus」を利用したウィルスチェックサービスを開始
名古屋市スターキャット・ケーブルネットワークが、2月1日よりメールアドレスに対するウィルスチェックサービス「MEDIACATウィルスメールチェックサービス」を開始した。
初期費用、月額利用料はともに1メールアドレス当たり500円。ウィルスチェックはメールの送受信両方に対して、シマンテックの「Norton AntiVirus」を利用して行われる。ワクチンソフト大手のシマンテックのウイルス対策研究所との連携により、随時、新しいウィルスパターンの更新が行われる。これにより、エンドユーザソフトの更新が遅れ、感染するといった心配も解消される。ただし、利用するには新規メールアカウントの発行が必要となる。また、パワーバンドコースの利用者は、ウィルスチェックサービスを受けられない。
昨年は、「WORM_BADTRANS.B(バッドトランス)」「NIMDA(ニムダ)」などのワーム型ウイルスにより、ウィルス被害が15,000件に及んだ。こうした事態への対応に、大手ISP業者を中心にメールアドレスの事前のウイルスチェックの需要が高まりをみせている。
そうした状況の中、ケーブルテレビ業者によるウイルスチェックサービスの導入は、これまで積極的には行われてこなかった。ブロードバンド回線の普及が一層高まると期待される今年、NTTをはじめ大手回線業者と競争するために、ケーブルテレビ業者は一層のサービス拡充が求められるようになるだろう。今回の、スターキャット・ケーブルネットワークのサービス開始は、こうした傾向を先取りしたといえる。
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