ブロードバンド切り替え時には半分がISPを切り替えていた――gooリサーチ

【 国内記事】 2002年2月6日更新

 gooリサーチを運営するNTT-Xと三菱総合研究所は、常時接続時代におけるISP選択に関する意識調査の結果を公開した。回答数は24,742で、昨年11月16日から11月30日に実施したもの。

 gooリサーチの調査結果によると、回答者のうちフレッツISDNを含む常時接続(月額定額)環境は53.4%で、もはやダイアルアップ環境よりも常時接続利用者のほうが多いといえる。また、常時接続方法は、ADSLが37.9%ともっとも多く、次いでフレッツ・ISDN(30.4%)、CATV(28.9%)、FTTH(0.5%)、無線(0.4%)と続く。すでに、常時接続手段としてADSL回線へのシフトは始まっているといえ、比較的多くの利用者がすでに64kbps以上での接続環境下にいるといえそうだ。

 常時接続になることにより、利用者の間にも変化が起きている。まず、これまではメールアドレスの変更を嫌う傾向があり、ISPの切り替えに消極的な利用者の姿があった。しかし、無料のメールアドレスサービスの利用や会社でのメールアドレスの普及によるためか、ISPの乗り換えに対してそれほど嫌気を持たなくなっている。gooリサーチの調査結果によれば、常時接続とともにISPを乗り換えた利用者は41%おり、利用当初より常時接続であった利用者の9.2%を含めると、約半数が常時接続サービスにより新たにISPに申し込んだといえる。なお、乗り換えた理由としては、アクセス回線とアクセスサービスを提供する会社が同一であったという理由がトップで26.6%。多くのCATVインターネットやY!BBなど、アクセス回線とサービスを同時に提供する場合がこのケースにあてはまる。次いで、常時接続サービスの料金が安価であるが25.7%、これまで利用してきたISPが常時接続サービスを提供していなかったが21%となる。

 ISPへのロイヤリティが小さくなっている中で、利用者はチャンスがあればISPを乗り換えやすくなっているともいえる。特に、接続料金の高どまりはISPの乗り換えを検討するときの最大の理由となり、接続スピードやサポート対応の悪さよりも料金を重視する傾向がある。同じくgooリサーチの調査では、ISPの乗り換え検討をする理由として、料金を選ぶ利用者が42%、次いで接続スピードを選ぶ利用者が31.2%となる。また、カスタマサポートの対応をあげる利用者も8.1%いた。ただし、本調査は昨年11月に実施されたもので、昨年暮れよりISPのサポートに対して利用者の目が厳しくなっている。今ではもうすこし違う調査結果となる可能性がある。

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▼ gooリサーチ


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