トレンドマイクロ、家庭向けセキュリティボックス「GateLock X200」を3月4日に正式発売。まずは直販サイトで
トレンドマイクロは、ファイアウォールやウイルス対策機能を備えた家庭向けのセキュリティボックス「GateLock X200」の一般販売を、3月4日に開始すると発表した。新設される直販サイト「GateLock Store」からの直販で、価格は24,800円(送料・税 別)。
GateLock X200は、ブロードバンドルータ機能を備えた家庭用のセキュリティアプライアンスで、メールプロトコル(POP/SMTP)とウェブメールに対応したアンチウイルス機能や、インターネット側からのアタックを検出・ブロックするIDS(不正侵入監視機能)を備えている。昨年12月に2,002台限定の先行キャンペーン販売をおこなった際には、受付開始から4時間で完売したというエピソードもある注目度の高い製品だ。
昨年10月の発表の時には、ブロードバンドISP経由での販売や、量販店などでの店頭販売なども計画しているというアナウンスがあったが、これらに先立ち、まずは直販サイトでの販売でスタートとなった。ISP経由や店頭販売も、調整が済み次第スタートとなる。これらの販売チャネルの合計で、2002年度に10万台の販売を計画している。
キャンペーン販売されたものと、今回一般販売されるものの違いとしては、縦置き用に専用スタンドが添付されるほか、クイックインストールガイド・操作マニュアルの改善などとなっており、性能に関するハードウェア面での変更はない。(なお、検出エンジンやパターンファイルは1日ごとに自動更新されるため、キャンペーン販売版でも常に最新に保たれている。)
本体価格の24,800円には、1年間の各種パターンファイル・検索エンジン更新費用が含まれており、2年目以降は年6,000円程度(予定)。
ちなみに、GateLock X200を使用している場合でも、ウイルス検出できるのはメールのみで、フロッピーディスクやCD-ROM、FTPやHTTPでダウンロードしたファイルがウイルス感染している場合には、PCの感染は防げない。このため、アンチウイルスソフトが不要になるわけではない点は注意して欲しい。
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