NTT-ME、地域IP網直結の映像配信サービス「CDN-Prime Stage」を提供開始。コンテンツ第一弾は「Vドラゴンズ」

【 国内記事】 2002年3月29日更新

 NTT-MEは3月30日より、NTTの各地域会社の持つ地域IP網に直結したCDN(Contents Distribution Network;コンテンツ配信ネットワーク)を活用する映像配信サービス「CDN-Prime Stage」の提供を開始する。提供コンテンツ第一弾は、プロ野球・中日ドラゴンズの公式戦の模様をオンデマンド配信する「Vドラゴンズ」。

 CDN-Prime Stageは、以前より同社が提供していた映像配信サービス「Prime Stage」を、地域IP網内のCDNのキャッシュサーバと連動させ、またマイクロソフトの「Windows Media テクノロジー方式」によるデジタル著作権管理技術に対応させることでバージョンアップを図ったもの。これにより、フレッツ・ADSLやBフレッツといった地域IP網を経由するブロードバンドサービスのユーザで、NTT-MEのCDNと相互接続しているISP(WAKWAK、ドリームネット、DTIなど)の利用者は、ISPのバックボーンやネットワークの制約を受けることなしに高品位な映像コンテンツの視聴が、一方でコンテンツホルダー側は不正コピーの恐れなくコンテンツ配信サービスを行うことがそれぞれ可能となる。

 今回のCDN-Prime Stage開始にあたり、NTT-MEがユーザに提供するコンテンツの第一弾は、ドラゴンズ映像配信サービス「Vドラゴンズ」。これは中日新聞社などでつくる「中日ドラゴンズ映像サービス協議会」によるサービスで、中日ドラゴンズ公式戦のオンデマンド配信を中心としたもの。最高500kbpsという広帯域を利用して、ドラゴンズ各打者の全打席の映像や試合のハイライトシーンなどを視聴者に提供する。基本的に月額1,000円の有料サービスだが、スタート記念として3月30日・31日のナゴヤドームでの中日vsヤクルト戦の映像は無償で配信される。

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