トレンドマイクロ、2002年3月のウイルス感染レポートを発表。トップは変わらずBADTRANS.B、2位は新登場のFBOUND.C
トレンドマイクロは、2002年3月度のウイルス感染被害レポートを公表した。それによると、もっとも被害件数が多かったのはWORM_BADTRANS.B(バッドトランス)の770件で、4ヶ月連続でトップ。新登場したWORM_FBOUND.Cが412件で2位となっている。FBOUND.Cは、Subject(件名)に日本語が使われているのが特徴のワームである。
全体として、FBOUND.C以外は先月と同様のウイルスが並んでいるが、BADTRANS.Bの被害件数が半減する一方で、4ヶ月連続で減少してきていたKLEZの被害件数がいきなり4倍以上に増加しており、ウイルス根絶の難しさをあらためて示す結果といえる。
トレンドマイクロ発表の2002年3月度のウイルス被害ランキングは以下のとおり。
順位 | ウイルス名 | 被害件数 | 先月の順位と件数 |
1位→ | WORM_BADTRANS.B | 770件 | (1位・1498件) |
2位! | WORM_FBOUND.C | 412件 | (初登場) |
3位↑ | WORM_KLEZ | 298件 | (5位・71件) |
4位↓ | JS_EXCEPTION.GEN | 188件 | (3位・124件) |
5位↓ | MTX | 99件 | (2位・131件) |
6位↓ | NIMDA | 58件 | (4位・74件) |
7位↓ | PE_MAGISTR | 56件 | (6位・62件) |
8位↓ | WORM_ALIZ.A | 25件 | (7位・33件) |
9位↓ | PE_CIH | 19件 | (8位・32件) |
10位→ | PE_FUNLOVE | 15件 | (10位・23件) |
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