メルコ、8M対応ADSLモデムの「接続の相性」問題、4月下旬をめどに対策を行う、と。暫定対応ファームはbeta2が公開
メルコは、ADSLモデム内蔵製品4モデル「WLAR-8000ACG」「WLS-8000ACGS」「WLS-8000ACGSU」「IGM-U8000AC」について、一部のADSL事業者でインターネットに接続できない可能性があると発表した。
今回、接続性に問題があるとされたDSLサービスは、J-DSLとフレッツ・ADSLのそれぞれ1.5Mbpsサービス(G.lite AnnexC)。これらのサービスで局側モデムが搭載しているCentillium製チップのバージョンによっては、相性問題が発生して接続できない場合があるという(メルコの各製品が搭載してるのはGlobespan社製チップ)。
現在、メルコとGlobespan社は、各種の局内モデムと接続できる対策ファームウェアの開発を進めており、4月下旬のリリースを予定している。
また本日、この不具合に関連して、接続可能な局内モデムの種類を一部拡大したファームウェア「Ver.1.14 beta2」を公開した。対象製品は、WLAR-8000ACG、WLS-8000ACGS、WLS-8000ACGSUの3モデル。
メルコの8M対応ADSLモデムについては、アッカ・ネットワークスでも速度低下などの現象が起きている。無線LAN機能を内蔵するなどユーザにとって魅力的な製品であるだけに、対策ファームウェアの正式リリースが待たれるところだ。
(注:WLS-8000ACGS、WLS-8000ACGSUは、WLAR-8000ACGと無線LANアダプタをセットにしたパッケージである)
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