ようやく登場。BB環境で家電をコントロール。松下が携帯電話経由で家電をコントロールするITアダプタを発売

【 国内記事】 2002年4月15日更新

 これまで携帯電話を使って家電をコントロールするというコンセプトの商品がいくつもあったが、ようやく本命が動き出した。松下が投入するITアダプタは、ADSLモデムなど常時接続環境をベースに携帯電話からビデオデッキもしくはビデオカメラをコントロールできる。

 松下が本日付けで同社のECサイトであるパナセンスで予約開始した商品が、ITアダプタのWM-NET1だ。製品としては箱形のアダプタで、ADSLルータの直下にアダプタを設置し、ルータのポート転送を使ってグローバルIPアドレスからローカルに配置したITアダプタへアクセスを許す。リモートのコントロールはインターネット対応の携帯電話からもできるため、外出先からのテレビ録画という用途にもっともマッチする。

 ITアダプタと機器の間は専用の通信ケーブルで結ぶため、コントロールする家電の設置場所まで、ITアダプタのEthernetケーブルを伸ばすという使い方が標準的になりそうだ。なお、ITアダプタと家電は専用ケーブルで結ぶために現状では機器が限定される。対応機器は松下製品のビデオカメラがほとんどだが、本日発表のハードディスクレコーディングのできるビデオデッキ「NV-HVH1」も含まれている。ITアダプタの現実的な利用用途としては、はビデオデッキを使ったリモートでの録画コントロールという用途がほとんどと思われるので、NV-HVH1にITアダプタを取り付けることは、ビデオデッキにEthernet接続をできるようにして、さらにリモートでコントロールできるようにしたともいえる。

 気になるITアダプタの価格は39,800円。対応機種はビデオカメラとしてNV-GX7K、NV-GS5K、NV-MX2500、NV-EX21、NV-MX1000、NV-DS88K、NV-DS88PK。ビデオデッキがNV-HVH1となる。現在パナセンスで予約受け付けを開始している。また、パナセンスでは先行モニタ販売として、限定100セットでITアダプタとNV-HVH1を発売する。モニタ販売の場合は、上限価格と下限価格の範囲で申し込み者が自由に価格設定をするもの。モニタ販売の上限は111,000円となる。

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