J-COM Net。3月末で加入数36.41万に。ケーブルとしてのコンビネーションサービスも順調

【 国内記事】 2002年4月24日更新

 J-COMは、3月末の各サービス加入数を公開した。

 J-COMが公開した値はJ-COM傘下の19社の加入数で、多チャンネルの加入数が124.18万加入、電話が20.07万加入、インターネットが36.14万加入となる。

 J-COMの前年非成長率は、多チャンネルが37%増にとどまっているものの、インターネットサービスが99%増、電話サービスが128%の成長となっており、音声通信という市場とインターネットというデータ通信市場が、世間に受け入れられ始めていることを実感させる結果となっている。また、基本サービスである多チャンネルサービスの契約数も、前年比37%増となっており、ケーブルテレビの市場は広がりつづけている。ただし、J-COMの場合、毎年加盟局が増えている傾向にあることだけは注意しておきたい。

 なお、興味深い現象として、J-COM Broadband東京と関東の5局を対象にした加入実績の比較がある。該当地域の5局は、フルサービスとして多チャンネル、電話、インターネットのサービスを提供している。こうしたフルサービス地域では、2つ以上のサービスを契約しいる利用者が44%に上っている。2001年3月末実績が34%であることから、ケーブルのハイブリットサービスは確実に受け入れられ始めているともいえる。

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