ハイホー・マーケ、PCウイルスに関するアンケート結果公表。ユーザの半数以上は対策不十分
ハイホー・マーケティングサービスは、コンピュータウイルスに関するアンケート調査の結果を公表した。それによれば、回答者の4人に1人がこれまでコンピュータウイルスに感染した経験を持つものの、全体の半数以上がアンチウイルスソフトを導入していなかったり、ソフトの十分なアクティべーションを怠たるなど、ウイルスに対する対策が不十分と認められる結果となった。
今回のアンケートは3月中旬から下旬にかけてインターネット上に公開する形で行われたもので、有効サンプル数は8,266回答。回答者の主要な属性は20代〜40代を中心とする(これらの年代で86.6%を占める)全国のインターネットユーザであり、男女比はほぼ半々(50.5%:49.5%)となっている。
回答結果を見ると、まず「これまでウイルス被害にあった経験はあるか?」という問いに対して「ある」と答えたユーザは23.5%で、回答者のほぼ4人に1人が過去にコンピュータウイルスに起因する何らかの被害を受けていたことが明らかとなった。また被害の内訳では、「ウイルスによる勝手なメール送信」が31.7%で最も多く、以下「パソコン内のファイルの破壊」「ウイルスプログラムの自動起動」が続いている。
次に回答者のコンピュータウイルスに関する意識であるが、66.6%のユーザは「いつ被害に遭うかわからないので、ウイルス対策は必要」との考えを持っており、「被害経験があり、対策も必要」という回答とあわせると、実に8割弱のユーザがコンピュータウイルスに対して危機意識・予防意識を持っていることになる。
ところが「現在どのようなウイルス対策を講じているか」との問いには、自ら市販のアンチウイルスソフトを購入し導入しているユーザと、購入当初に添付されていたバンドル版を利用しているユーザではウイルス対策に対する温度差が見られ、後者の“受動的ユーザ”を中心に、ソフトのウイルス定義ファイルの更新を怠るなど「ウイルスに対する対策が不十分」と認められるユーザが回答者の半数以上(56.3%)に上る結果となった。
またウイルス対策に関する不満点を問う質問では、「ソフトの購入・更新費用の発生」と「定義ファイル導入時の手間」が上位に挙げられており、「ウイルスは危険だと分かっているが、自分が対策を講じるのは手間がかかるし面倒」という多くのユーザの心情が、ここでも浮き彫りになった格好だ。
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