先月のBADTRANSに続き今月はKLEZが。差出人がちがうためにうっかり実行が原因か
トレンドマイクロは、先月のウイルス国内感染被害レポートを発表した。トレンドマイクロによると、4月にもっとも被害を与えたウイルスはKLEZとなっている。
トレンドマイクロに届いた問い合わせ情報順位によると、2240件の被害件数を出したKLEZで、先月もっとも被害を出したBADTRANSの770件を大きく引き離したことになった。
KLEZには亜種もあり、知人のメールアドレスを使ってメールを送信するものもあり、知り合いからのメールだけにうっかり実行して感染したケースもあるとされている。また、差出人が感染者と限らないため、感染元を探し出すのに時間がかかり、さらに被害を拡大させることも考えられる。
順位 | ウイルス名 | 種類 | 被害件数 | 先月 |
1 | WORM_KLEZ |
ワーム | 2240件 | 298件 |
2 | WORM_BADTRANS.B | ワーム | 483件 | 770件 |
3 | JS_EXCEPTION.GEN | JavaScript | 221件 | 188件 |
4 | NIMDA | ファイル感染 | 66件 | 58件 |
5 | MTX | ファイル感染 | 62件 | 99件 |
6 | PE_MAGISTR | ファイル感染 | 43件 | 56件 |
7 | X97M_LAROUX | マクロ | 24件 | 14件 |
8 | WORM_ALIZ.A | ワーム | 19件 | 25件 |
9 | WORM_FBOUND.C | ワーム | 17件 | 412件 |
10 | PE_FUNLOVE | ファイル感染 | 17件 | 15件 |
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