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» 2018年10月26日 06時00分 公開

氷山の一角:巧妙化するネットいじめ、SNSプロフィール欄悪用で中傷も (1/2)

文部科学省が25日に公表した平成29年度の問題行動・不登校調査では、会員制交流サイト(SNS)などを使った「ネットいじめ」が過去最多となり、いじめの“質”が急速に変化している実情が浮き彫りになった。ネットいじめは学校や家庭では把握しにくく、専門家らは「文科省の調査で分かるのは氷山の一角」と指摘する。

[産経新聞]
産経新聞

 文部科学省が25日に公表した平成29年度の問題行動・不登校調査では、会員制交流サイト(SNS)などを使った「ネットいじめ」が過去最多となり、いじめの“質”が急速に変化している実情が浮き彫りになった。ネットいじめは学校や家庭では把握しにくく、専門家らは「文科省の調査で分かるのは氷山の一角」と指摘する。

photo 巧妙化するネットいじめ、SNSプロフィール欄悪用で中傷も(イメージ)

 文科省の調査で確認されたいじめのうち、「パソコンや携帯などでの誹謗・中傷」とされた例は、26年度調査の7898件にはじまり、27年度9187件、28年度1万779件、29年度1万2632件と、年々増加している。

 文科省担当者によると、数年前から増えている典型的ないじめが、「ライン外し」と「既読スルー」だ。

 友達グループでつくる無料通話アプリ「LINE(ライン)」から特定の人物がブロック(強制排除)されたり、その人物が書き込むとそれまでのやりとりが止まり、無視されるというもので、「学校現場でも『ライン外し』などを注意し、指導に務めているが、なかなかなくならない」(児童生徒課)という。

 いじめ相談などに取り組んでいるITサービス会社「ストップイットジャパン」(東京都中央区)によれば、最近はSNSのプロフィール欄を悪用し、仲間への誹謗、中傷をグループ以外にも広げるような事例もみられる。同社の谷山大三郎代表は「いじめの様態が巧妙化し、教師や保護者らが発見しにくくなっている。実際のネットいじめは、文科省調査の何倍もあるだろう」と警戒する。

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