ニュース
» 2019年01月16日 08時00分 公開

気鋭の起業家たちが語る「テクノロジーと経営」(前編):DMM亀山会長がベンチャーブームに物申す「プレゼンがうまいだけの起業家が増えている」 (5/7)

[今野大一,ITmedia]

「他人を思いやる世界を作れたら面白い」

――まあUberなんかは相互評価サービスの走りですよね。

亀山: いいところもあるよね。「食べログ」なんかでおいしいところが分かるようになった。それで、場所が悪くても皆がおいしいと思う店ははやることもある。

 この間フランスに行ったんだけど、無料でエンジニアを育てる「Ecole 42」という学校があるんだよね。でも無料だから誰かが寄付し続けないと、やがてなくなるわけ。でも、この学校はすごく良い仕組みで存続させたい。で、俺が考えた解決策は、卒業生が寄付で支えるシステムなんだ。「この人は寄付をしました」という情報をどこかに掲載することによって、寄付した人を評価する仕組みができれば面白いと思うわけ。タダで教育を受けた卒業生が、今度は後輩を寄付で支えるというね。そんな風に、奨学金ではなく善意で回るのが理想だよね。

 Gunosyを立ち上げて10億円寄付してもいいし、100万円だけ寄付する人もいてもいい。でもそういう情報が公開されることで、寄付した人に皆から「いいね!」がついて評価されるようになればいい。そういう風にオープンに善意の行動を見せていくことで、資本主義の次の世界というか、映画「ペイフォワード」みたいな、他人を思いやる世界を作れたら面白いなと思っています。商売人らしくない話をしてしまいました(笑)。

phot 無料でエンジニアを育てる「Ecole 42」(以下、同校のWebサイトより)
phot
phot

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -