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» 2019年01月22日 06時00分 公開

ゲームライフとヘルスケアを両立:“ポケモンGO”で健康アップ 慶応大医学部で研究開始へ (1/2)

世界中で人気のスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」を幅広い世代の健康増進に生かそうと、慶応大の医学部でゲーム利用者の行動パターンや健康状態などに着目した新たな研究が行われることが21日、分かった。高齢化社会に向け、ゲームライフとヘルスケアを両立させるような生活スタイルの提案を目指している。

[産経新聞]
産経新聞

 世界中で人気のスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」を幅広い世代の健康増進に生かそうと、慶応大の医学部でゲーム利用者の行動パターンや健康状態などに着目した新たな研究が行われることが21日、分かった。高齢化社会に向け、ゲームライフとヘルスケアを両立させるような生活スタイルの提案を目指している。

photo 休日にポケモンGOをする東京都の会社員(51)と妻(44)。夫婦で外出する機会が増えたという=19日、東京都新宿区の新宿中央公園(川瀬弘至撮影)

 研究を主導する慶大医学部の宮田裕章教授(医療政策)によると、ゲームの開発に関わった株式会社ポケモン(東京)と連携し、ポケモンGOを使ったイベントなどで利用者らの協力を得て情報を収集。利用時間と健康状態の関連性などを医学的に分析する。

 スマホの位置情報を利用し、ポケモンキャラクターを集めて歩くポケモンGOは平成28年夏からサービスが始まり、世界各国でヒットした。ゲームを進めるには外を歩き回らなければならず、利用者の健康面に着目した研究論文が各国で発表されている。

 宮田教授によると、持続的な効果を検証する本格研究は今回が初めてとみられ、健康面の分析だけに終わらず、新たなゲームライフの提案に結びつけたい考えだ。ポケモン最高執行責任者(COO)の宇都宮崇人(たかと)氏も「健康と遊びの両立はポケモンGOの特色。積極的に協力したい」としている。

 ポケモンGOの利用者層は10〜60代以上と幅広く、インターネット行動分析・ヴァリューズの調査によると、28年7月の年代別利用者(10代以下は除く)の割合は20代が37%、30代25%、40代以上38%。しかし翌年6月には40代以上が48%と増加し、特に50〜60代以上の定着率が高い。

 こうしたシニア世代への浸透も研究を後押ししているといい、宮田教授は「高齢化社会というとマイナスに捉えられがちだが、長寿であることは本来、素晴らしいこと。それを実感できるような研究成果を挙げたい」と話す。

 慶大医学部では23日に川崎市の殿町タウンキャンパスでセミナーを開き、研究計画を発表することにしている。

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