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» 2019年03月01日 06時00分 公開

見誤ってはならない:今後10年のメガトレンドは? 主役は中堅・中小企業 (1/3)

今後10年のメガトレンドを見誤ってはならない。かつて日本は、石油禁輸にあって「ジリ貧」を避けるため対米開戦に踏み切り、敗戦という亡国の危機、「ドカ貧」に陥った。軍部だけでなく、指導層もマスコミも、おごりと焦りで戦争に突き進んだ教訓は忘れてはならない。いま、欧米型金融資本主義は、世界に貧富の格差を拡大させ、その目指したグローバリズムは世界を破綻させつつある。(武蔵野大学客員教授・土居征夫)

[SankeiBiz]
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 今後10年のメガトレンドを見誤ってはならない。かつて日本は、石油禁輸にあって「ジリ貧」を避けるため対米開戦に踏み切り、敗戦という亡国の危機、「ドカ貧」に陥った。軍部だけでなく、指導層もマスコミも、おごりと焦りで戦争に突き進んだ教訓は忘れてはならない。いま、欧米型金融資本主義は、世界に貧富の格差を拡大させ、その目指したグローバリズムは世界を破綻させつつある。(武蔵野大学客員教授・土居征夫)

photo ※画像はイメージです(Getty Images)

 中国経済は過剰投資で深刻な局面にあり、その実質成長を減速させ、米中経済対立がそれを加速しつつある。中国の成長は公式発表とは異なり、実質ゼロからマイナスに陥ったという見方もある。米国経済の好調も、その資産バブルがはじける臨界点に近づいている。欧州経済の低迷も相まって、世界のマーケットは縮小し、新興国は高度成長を維持することが困難となり、世界全体で、さらなる社会不安の増大、地域紛争拡大が必至の状況だ。

主役は中堅・中小企業

 このようなメガトレンドを前提に、日本はどのような選択をなすべきか。経済・産業の側面での選択肢も慎重に考えなければならない。日本の選択は(1)おごらず焦らず(2)力を蓄えつつ着実に(3)希望を持って一歩を進める−これしかない。もはや海外市場依存型のグローバル企業にのみ期待する産業政策は成り立たない。なにせこれまでのような世界マーケットの量的拡大は見込めない状況になったのだから。

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