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» 2019年03月04日 06時00分 公開

スバルの「大反省」 上意下達、現場の声は経営に届かず (1/2)

個性的なクルマづくりで急成長したSUBARU(スバル)は一昨年の秋以来、完成検査の不適切な行為や不正が次々と発覚して揺れた。顧みて吉永泰之会長は「大反省です」と語る。最初に公表したのは、無資格の従業員による完成検査だった。ところが、新たな問題が五月雨式に明るみに出て、約1年もだらだらと引きずってしまった。(ジャーナリスト・森一夫)

[産経新聞]
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 個性的なクルマづくりで急成長したSUBARU(スバル)は一昨年の秋以来、完成検査の不適切な行為や不正が次々と発覚して揺れた。顧みて吉永泰之会長は「大反省です」と語る。最初に公表したのは、無資格の従業員による完成検査だった。ところが、新たな問題が五月雨式に明るみに出て、約1年もだらだらと引きずってしまった。(ジャーナリスト・森一夫)

photo スバルの「大反省」 上意下達、現場の声は経営に届かず(イメージ)

 信用を損なう最悪の流れである。その真因を探り、吉永会長は、経営トップと現場との意思疎通の難しさがとんでもない結果を招くことを知った。さらに掘り下げていくと、真面目ゆえに硬直した企業風土の問題に突き当たった。

 自動車メーカーは、法律に基づく型式指定通りに製造したかどうか、完成車について自社で決めたルールによって検査する。同社の社内ルールは30年前のままで、改定していなかった点に一つ問題があった。無資格者が有資格者のハンコを押していたので、他社ではハンコをどう管理しているのか。提携先のトヨタ自動車に聞いてみたら、既に電子承認でハンコは使っていないという。

 これは一例である。2011年6月に吉永氏が社長に就任して昨年6月に会長になるまでの7年間に、同社の販売台数は50万〜60万台から100万台余りに急増している。にもかかわらず昔のままの検査ルールだったところに無理があった。

 聞き取り調査を進めると、検査部門の従業員がいろいろ問題を打ち明けるようになった。燃費検査データの書き換えもその一つだ。「最後に、ラインのスピードが速すぎるという話が出てきたんです」と吉永会長は言う。急増する台数をさばかなければならないため、旧態依然としたルールからの逸脱が必要悪として行われていたようだ。

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