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» 2019年03月05日 06時00分 公開

手軽に疲れを癒せる:都会に天然温泉施設が次々登場 女性や訪日客がターゲット (1/2)

ビルに囲まれた都会で天然温泉が楽しめる入浴施設やホテルが次々とオープンしている。2月には大阪のベイエリアに若い女性や訪日客をターゲットにした入浴施設が完成した。手軽に疲れを癒やせ、リフレッシュできるほか、施設側も訪日客らを取り込むセールスポイントになっている。(地主明世)

[産経新聞]
産経新聞

 ビルに囲まれた都会で天然温泉が楽しめる入浴施設やホテルが次々とオープンしている。2月には大阪のベイエリアに若い女性や訪日客をターゲットにした入浴施設が完成した。手軽に疲れを癒やせ、リフレッシュできるほか、施設側も訪日客らを取り込むセールスポイントになっている。(地主明世)

photo 温泉型テーマパーク「空庭温泉」の内覧会。1000坪の日本庭園「天空庭園」=21日、大阪市港区の大阪ベイタワー(前川純一郎撮影)

 「おいでやす」。大阪市港区に完成した温泉型テーマパーク「空庭温泉 OSAKA BAY TOWER」で、従業員から威勢のよい声が飛んだ。

 空庭温泉は、高層ビル群からなる複合商業施設「大阪ベイタワー」の2〜5階にあり、露天風呂や掛け流し風呂など男女計9種類の天然温泉が楽しめる。

 目玉は、浴室の大きな窓から眺められる約千坪の日本庭園。周囲には高層マンションやビルが立ち並ぶため、日中はブラインドを下ろし、外からは浴場が見えないよう角度を調整した。運営する大阪ベイタワー合同会社の荒井岳(たかし)さんは「上から見えないよう工夫しつつ、いかに開放感、露天感を出すかということにも配慮した」と話す。

 ベイタワーは大阪市が所有し、平成2年に契約を結んだ民間企業が温泉も掘削していたが、スポーツクラブ以外では活用できずにいた。27年に外資系企業がタワーを買収し、温泉の活用に着目。ビジネス街であることから働く女性や若い世代をターゲットにした。

 同じベイエリアにある人工島・夢洲(ゆめしま、同市此花区)で2025年に開催する大阪・関西万博を控えるほか、府市は統合型リゾート施設(IR)の誘致も進めており、訪日客の取り込みも狙いの一つだ。

 JR京都駅前ではすでに平成26年、ホテル「京湯元ハトヤ瑞鳳閣(ずいほうかく)」が施設の全面改修に合わせて、地下を掘削し天然の「京都温泉」をオープンさせたほか、JR三ノ宮駅近くに翌年できたホテル「神戸みなと温泉 蓮(れん)」でも天然温泉を楽しめる。

 大阪では、東京で旅館「星のや東京」を運営する星野リゾートがJR新今宮駅前に34年、オープンを計画しているホテルに温浴施設の設置を検討している。

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