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» 2019年03月13日 06時00分 公開

次世代通信技術5G:ファーウェイ排除問題に思う 浮かび上がる法治システムの差 (1/3)

今から100年前の第一次世界大戦、ドイツによるベルギー侵攻で戦争は始まった。無抵抗でフランスへの通過を認めるだろうとのドイツ側の思惑にもかかわらず、ベルギーは果敢にドイツの攻撃を受けてたった。しかし、すぐに大半の国土は占領され、その過酷な占領政策は世界へ報道されることになった。もしドイツが戦争に勝つと世界はどうなるのか、各国は理解した。(作家・板谷敏彦)

[SankeiBiz]
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 今から100年前の第一次世界大戦、ドイツによるベルギー侵攻で戦争は始まった。無抵抗でフランスへの通過を認めるだろうとのドイツ側の思惑にもかかわらず、ベルギーは果敢にドイツの攻撃を受けてたった。しかし、すぐに大半の国土は占領され、その過酷な占領政策は世界へ報道されることになった。もしドイツが戦争に勝つと世界はどうなるのか、各国は理解した。(作家・板谷敏彦)

photo ファーウェイのロゴ

 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は7日、同社と米連邦機関との取引を制限する米国の国防権限法(NDAA)の一部が米国の憲法に違反しているとして米連邦政府を相手に訴えを起こした。正当な権利である。

 2019年度版NDAAでは具体的にファーウェイと中興通訊(ZTE)を名指しして、米政府は19年8月から両社の製品を使わないこと、20年8月から両社の製品を使用する企業との取引を打ち切ると明言している。

 このNDAAは昨年8月14日に可決した翌年度の国防予算の大枠を決めるもので、故ジョン・マケイン議員が中心となって作成し超党派で議決されたものである。共和党でも民主党でもなく、ましてやトランプ米大統領の貿易戦争の取引材料として思いつきで決まったものではない。

 ではなぜ昨年8月の法案が今頃ぶり返されるのだろうか。

 もともとファーウェイは売り上げの2分の1が輸出だが、米市場抜きで急成長してきたので、米国だけの問題であれば直接的な影響は大きくなかった。

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