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» 2019年04月04日 06時00分 公開

今年度は「再スタートの年」:スバル、揺らぐ「安全神話」 相次ぐ品質問題 海外偏重でひずみ (1/4)

無資格者による完成検査、燃費・排ガスデータ改竄(かいざん)、大規模リコール……。国内自動車大手SUBARU(スバル)で、不正を含む数々の品質管理問題が噴出し、その影響が業績を直撃している。戦前の大手航空機メーカーを母体とし、品質や安全性が高く評価されてきただけに、問題の根絶は社運を懸けた取り組みだ。今年度を「再スタートの年」(中村知美社長)に位置づける同社は、ブランド復権に向け正念場を迎えている。(臼井慎太郎)

[産経新聞]
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 無資格者による完成検査、燃費・排ガスデータ改竄(かいざん)、大規模リコール……。国内自動車大手SUBARU(スバル)で、不正を含む数々の品質管理問題が噴出し、その影響が業績を直撃している。戦前の大手航空機メーカーを母体とし、品質や安全性が高く評価されてきただけに、問題の根絶は社運を懸けた取り組みだ。今年度を「再スタートの年」(中村知美社長)に位置づける同社は、ブランド復権に向け正念場を迎えている。(臼井慎太郎)

photo スバルの品質問題をめぐる動き

 「当社は『信頼回復』、そして『企業風土改革』という大きな課題に立ち向かっている」。中村氏は1日、東京都渋谷区の本社で開いた入社式で、566人の新入社員を前に、難局打開に向けて結束を訴えた。

 平成29年秋以降に発覚した一連の検査不正に加え、今年1月には、外部調達するハンドル操作の補助部品「電動パワーステアリング装置」で不具合が発覚。国内唯一の生産拠点である群馬製作所(群馬県太田市)の稼働が一時停止した。

 2月には、ブレーキランプを点灯させるスイッチに不具合があるとして、大規模リコール(回収・無償修理)の実施を発表。対象はスポーツ用多目的車(SUV)「フォレスター」など2車種で、国内外で約226万台と、同社にとって過去最大級のリコールとなった。

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