ニュース
» 2019年05月07日 00時00分 公開

まだまだ現役:「赤チン」は生産終了するけれど、昭和の元気な「家庭薬」のいま (1/2)

昭和の市販薬として活躍してきた「赤チン」が生産を終了する。規制や時代の流れで消えゆく市販薬もあれば、何世代にもわたって親しまれている薬もある。学校の保健室にあったあの薬から、救急箱の中に入っていたその薬まで…。「超ロングセラー家庭薬」のいまを徹底取材した。

[ZAKZAK]
ZAKZAK

 昭和の市販薬として活躍してきた「赤チン」が生産を終了する。規制や時代の流れで消えゆく市販薬もあれば、何世代にもわたって親しまれている薬もある。学校の保健室にあったあの薬から、救急箱の中に入っていたその薬まで…。「超ロングセラー家庭薬」のいまを徹底取材した。

 患部に塗ると赤くなることから名前が付けられた赤チン(マーキュロクロム液)は、製造過程で水銀が発生するとして2017年施行の法律により、21年以降販売できない。1953年から赤チンを販売してきた三栄製薬は、全国から励ましの声があったため、20年末まで作り続けるという。

 一方、「ヨーチン」の名で知られる希ヨードチンキはヨウ素を含んだ消毒薬で、赤チンとは成分が異なるため、今後も販売される。ただヨーチンを手がける健栄製薬によれば、ニーズが少なくなり、出荷本数は減少傾向にあるという。

 赤チンやヨーチンから世代交代を果たした消毒液が「マキロン」だ。マーキュクロム液を意識してネーミングされた消毒液は無色で、止血や鎮痛効果もあったことや、当時としては珍しい樹脂製の容器で、女性でも片手で扱えるようにしたことでニーズを拡大した。

 かゆみ止めや虫よけも登場しているが、販売元の第一三共ヘルスケアによると、青のキャップと白の容器という定番のスタイルは今後も変わらないという。

昔からおなじみのマキロン、オロナイン、希ヨードチンキ、ケロリン(左から)
       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間