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» 2019年05月21日 08時26分 公開

依存症:ギャンブルは娯楽か賭博か IR誘致に向けた対策 (1/3)

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指す大阪府と大阪市。経済効果が期待される一方、ギャンブル依存症患者は全国で300万人以上いるといわれ、誘致に依存症対策は不可欠だ。

[産経新聞]
産経新聞

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指す大阪府と大阪市。経済効果が期待される一方、ギャンブル依存症患者は全国で300万人以上いるといわれ、誘致に依存症対策は不可欠だ。府市は、ギャンブルを「娯楽」と定義した高校生向けのリーフレットを配布したが、「賭博」の側面があるのに肯定的に捉えていると議論を呼んだことも。今月14〜20日を初のギャンブル啓発週間として設定するなど国も対策に本腰を入れる中、カジノ解禁に向けた環境整備はどこまで進んでいるのか。(井上浩平)

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ギャンブル推奨!?

 「ギャンブルは、金額と時間の限度を決めて、その範囲内で楽しむ娯楽です」

 府市が設置するIR推進局が昨年12月、高校3年生に配ったリーフレット。「将来、ギャンブルにのめり込まないために」と題された冊子は、ギャンブル依存症について説明する一方、娯楽という定義の是非に加え、依存症になったとしても「回復することは可能」との記載もあった。

 IR誘致を推進する部署が作成したこともあり、「行政がギャンブルを推奨している」と批判的な声も浮上し、大阪府保険医協会も「ギャンブルは賭博だ」として回収を求めた。

 同推進局の担当者は批判に対し、「ギャンブルはもうからないと書き、危険性を伝えた。ギャンブルを推奨する意図は一切ない」と説明、理解を求めている。

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