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» 2019年05月30日 06時00分 公開

地方に都市部の高スキル人材 副業解禁の流れでマッチング (1/3)

都市部のさまざまなスキルを持った人材と、地方を副業でつなぐ取り組みが広がっている。大手企業を中心に広がる「副業」解禁の流れとも相まって、地域に優秀な人材を送り込む動きが広がれば、地域経済の浮揚につながる可能性を秘める。

[産経新聞]
産経新聞

 都市部のさまざまなスキルを持った人材と、地方を副業でつなぐ取り組みが広がっている。東京など大都市の大手企業に就職し、知識や経験を得てもなかなか生まれ故郷に戻れない地方出身者が多い。大手企業を中心に広がる「副業」解禁の流れとも相まって、地域に優秀な人材を送り込む動きが広がれば、地域経済の浮揚につながる可能性を秘める。

 東北地方で起業支援を手がける「IMPACT(インパクト)・ファウンデーション・ジャパン」(仙台市若林区)は4月、東北各地で社会課題の解決にあたる社会起業家育成のための新たなプロジェクト「キャリアモデル開発センター」を始めた。

 首都圏など全国から起業を考えている人、または培ってきた経験や能力を生かした無報酬のボランティア活動を意味するプロボノを公募。あわせて東北各地の企業や民間団体からは、子育てや介護などを中心に解決に迫られている社会課題を提案してもらう。その両者をIMPACTがすりあわせる。

photo IMPACT(インパクト)・ファウンデーション・ジャパンの新たなプロジェクト「キャリアモデル開発センター」の応募者による第1回ミーティング=4月19日、仙台市若林区(提供写真)

 具体的には、応募者がIMPACTのスタッフとともに、応募者自身の経験や能力を客観的に再評価。IMPACTが社会課題の解決のための複数の仕事を組み合わせ、東北での副業を提案する。

 IMPACTでは過去にも、東京の起業家に東北の魅力をアピールするセミナーやイベントを数多く実施してきたが、なかなか東北地方に来てもらえないという。都市部の人が、生まれ故郷に戻って仕事をしたいと思っても、子供がいる場合は転校なども必要となり、簡単に一家で移住という訳にはいかない。そこで、副業という形で故郷に貢献したいという人の思いに応えた格好だ。

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