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» 2019年06月06日 06時00分 公開

「困っている人」「助けたい人」マッチング 「&HAND」アプリ開発 (1/3)

仕事の専門知識やスキルを生かした社会貢献活動「プロボノ」が、新たなビジネスの可能性を生み出している。一般社団法人PLAYERSは、身体・精神的な不安や困難を抱えた人と、手助けをしたい人をマッチングするサービス「&HAND(アンドハンド)」を開発。大手企業との連携により、やりがいと社会課題解決の両立を目指して活動している。

[産経新聞]
産経新聞

 仕事の専門知識やスキルを生かした社会貢献活動「プロボノ」が、新たなビジネスの可能性を生み出している。一般社団法人PLAYERSは、身体・精神的な不安や困難を抱えた人と、手助けをしたい人をマッチングするサービス「&HAND(アンドハンド)」を開発。大手企業との連携により、やりがいと社会課題解決の両立を目指して活動している。

きっかけは「妊婦」

 PLAYERS主宰の瀧澤啓太さん(40)は、広告代理店に勤めながら社会課題の解決に取り組んでいる。&HANDに取り組むきっかけとなったのは約10年前、マタニティーマークとの“出会い”だ。

 瀧澤さんが1人目の子供を妊娠した妻に付き添い、電車を乗り継いで通院した帰りのこと。帰宅ラッシュの車内で、妻を座らせたいと考えた。「そのとき、当たり前のように席を譲ってくれたサラリーマンを見て、『格好いい』と思った。自分はこれまでにマタニティーマークを付けた人に席を譲っていなかったから」(瀧澤さん)

photo 車椅子の利用者らを招いて実施されたワークショップ

 約3年前には、マタニティーマークの認知度の低さを知った。インターネットで検索すると、マタニティーマークを付けている妊婦が嫌がらせを受けてしまう可能性がある、という指摘が多かったためだ。本来、妊婦に配慮するためにつくられたはずのマタニティーマークが、その役割を担っていなかった。

 「電車やバスで席に座ると、多くの人がスマートフォンに夢中になり、妊婦の存在に気づかない。ただ、きっかけさえあれば、席を譲ろうと考える人は多いはずだ」(瀧澤さん)

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