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» 2019年06月19日 06時00分 公開

レッドライン:転職組は要注意! 前職場での名刺はどこまで使える? (1/2)

以前勤めていた会社の顧客データを転職先に持ち出したとして、会社員の男ら3人が逮捕される事件があった。これまでに交換した名刺や携帯電話に残った顧客データを利用するのもアウトなのか。気になるボーダーラインと注意点を専門家に聞いた。

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 以前勤めていた会社の顧客データを転職先に持ち出したとして、会社員の男ら3人が逮捕される事件があった。これまでに交換した名刺や携帯電話に残った顧客データを利用するのもアウトなのか。気になるボーダーラインと注意点を専門家に聞いた。

 神奈川県警は12日、営業秘密である旅行会社の顧客情報を転職先に持ち出したとして、不正競争防止法違反の疑いで会社員(33)ら3人を逮捕した。県警によると、氏名や住所、売上金額が記載されていた顧客情報約1300件を2016年11月から約5カ月にわたって複製し、持ち出したという。

 15年1月に最初に転職した男が、前の旅行会社に勤務していた2人に顧客情報の持ち出しを依頼していた。2人もその後、同じ旅行会社に移ったというから計画性がある悪質なケースといえる。

 個人的に転職する場合、厳密には前の職場での名刺や個人の携帯電話で管理していた情報も破棄した上で、新しい仕事に就かなければならないのか。

 鈴木徳太郎法律事務所の鈴木徳太郎弁護士は、「顧客データがどこに帰属しているかが重要だ。名刺を従業員個人が管理している場合や、個人の携帯電話で管理している電話番号やメールアドレスは問題にはならないだろう。しかし会社が名刺や電話番号などを一括管理している場合、顧客データは会社に帰属しているとして取り扱いに注意が必要かもしれない」と指摘する。

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