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» 2019年07月10日 06時00分 公開

大ボラ精神:時価総額「100兆、200兆に」 “孫節”が炸裂 (1/3)

世界中の有力なスタートアップ企業をかき集める“群戦略”をとるソフトバンクグループ。先月中旬、東京都内で開かれた株主総会で、孫正義会長兼社長は「大ボラを吹く」と豪語した。株主を前に、孫氏は今後の成長戦略をどう描いてみせたのか。

[産経新聞]
産経新聞

 人工知能(AI)分野への集中投資で、世界中の有力なスタートアップ企業をかき集める“群戦略”をとるソフトバンクグループ(SBG)。先月中旬、東京都内で開かれた株主総会で、孫正義会長兼社長は「大ボラを吹く」と豪語した。公の場で壮大な目標を発言することで、会社全体を奮い立たせてきたのが“孫流”。株主を前に、孫氏は今後の成長戦略をどう描いてみせたのか。

 6月19日、東京国際フォーラムで開かれた株主総会。直近の決算など、業績や事業の概要を一通り説明し終えたあと、孫氏は静かに語り始めた。

 「そもそもSBGとはなんぞやと振り返ってみたい。俯瞰(ふかん)するには歴史を振り返るのがいい」

photo ソフトバンクグループの決算発表で、プレゼンテーションをする孫正義会長兼社長=5月9日、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

 孫氏はかつて産業に革命をもたらした蒸気機関や自動車、電気、石油になぞらえ、現在の情報革命における中核技術への集中投資をアピールした。中でも人工知能(AI)分野の可能性について熱弁を奮った。

 「私はAI革命の指揮者になりたい。演者はそれぞれの専門家集団だ」

 ライドシェアや共同オフィスなどのシェアリングエコノミー、決済サービスなど、これまで10兆円規模のソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先を列挙。「ユニコーンだけに集中投資するユニコーン・ハンター」と表現した。

 ビジョン・ファンドではすでに75社への投資を決めており、早期に2号ファンドを立ち上げ、ファンド担当者を1千人と現在から2.5倍に増やすことも明らかにした。

 さらに、孫氏の口は滑らかになり、「今の日本に欠けているのは、大ボラの精神です。日本語だとうさんくさいが、英語に直すとなかなかいいんです。Big Vision(ビッグ ビジョン)というのです」

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