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» 2019年07月11日 06時00分 公開

ダイエー対抗策:「イオン」空白県 福井なぜ? (1/3)

大手コンビニのセブン-イレブンが7月11日に沖縄県に出店し、47都道府県制覇を果たす。大手全国チェーンは津々浦々に出店するイメージだが、小売り最大手のイオンは福井県内に店がない。その秘密は……

[産経新聞]
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 大手コンビニのセブン−イレブンが7月11日に沖縄県に出店し、47都道府県制覇を果たす。大手全国チェーンは津々浦々に出店するイメージだが、小売り最大手のイオンは福井県内に店がない。その秘密は、地元が主体となるショッピングセンター(SC)の運営方法「福井方式」にあるという。

しこりが残る?

 福井県内でイオングループは、コンビニ「ミニストップ」、酒販売店「やまや」を展開するが、総合スーパーやSCはなく、全国唯一の「イオン」空白県。ただ、イオンの前身、ジャスコは県内にあった。

 昭和52(1977)年オープンのSC「ショッピングタウンピア」(福井市)に中核店舗のスーパーとして入居していた。だが、平成15(2003)年に閉店し、運営の協同組合が自己破産した。そして、この建物解体、土地売却をめぐり地元とイオンの間で交渉が難航し、訴訟に発展した。和解して平成21年に建物は取り壊されたものの、6年もの間、廃虚として放置されたのだ。

 さらに、19年ごろ、同県鯖江市内にイオンモールの進出計画が浮上したが、地元の反発で立ち消えになった。両者の間にしこりを残しかねない経緯はあった。

photo 「福井方式」の先駆けだった福井市の「ショッピングタウンピア」=平成15年(福井県中小企業団体中央会提供)
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