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» 2019年08月16日 09時36分 公開

アサヒグループHD、電光石火の豪ビール事業1兆円超買収劇 (1/3)

アサヒグループホールディングス(HD)が7月、世界最大手、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)からオーストラリアのビール事業を買収する契約を結んだ。取得額は1兆2000億円超。国内ビール市場が縮小する中、「世界的な『プレミアムビールメーカー』を目指すために欠かせない」というのが理由だ。

[産経新聞]
産経新聞

 国内ビール最大手、アサヒグループホールディングス(HD)が7月19日、世界最大手、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)からオーストラリアのビール事業を買収する契約を結んだ。取得額は1兆2000億円超。アサヒグループHDにとって過去最大の買収劇は、小路明善社長が自ら乗り出し、約1週間で交渉をまとめあげた。国内ビール市場が縮小する中、「世界的な『プレミアムビールメーカー』を目指すために欠かせない」というのが理由だ。

 「2009年から豪州に進出して10年が経過する。豪州ビール事業の可能性を見る中で、豪州シェア1位の今回の買収企業について、これまでもさまざまな検討を行ってきていた」

 8月1日に行われたインベブ豪州ビール事業の取得に関する説明会で、巨額を投じることとなる企業買収について小路氏は普段同様に淡々と話し続けた。

photo オーストラリアのビール事業買収について説明するアサヒグループホールディングスの小路明善社長(左)

 明かされたインベブとの交渉の舞台裏は、まさに電光石火だ。「今年の早い時期」にインベブのカルロス・ブリトCEO(最高経営責任者)とビール事業の世界戦略について対話した際、「豪州事業に強い関心がある」と伝達。その後、インベブが7月3日にアジア子会社を香港株式市場で上場し、1兆6000億円を調達する方針を発表したものの、日本時間13日午前3時に上場を取りやめると発表した。

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