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» 2019年08月19日 06時00分 公開

東京で、新タイプの「ネオ角打ち」が存在感 (1/3)

酒屋さんで買ったお酒をその場で飲む「角打ち」。昔からおじさんに人気だが、最近の東京では新タイプの「ネオ角打ち」が存在感を示している。お酒を媒介にした地方創生、地域活性にも役だっているのだ。

[産経新聞]
産経新聞

 酒屋さんで買ったお酒をその場で飲む「角打ち」。安くて、早くて…、昔からおじさんに人気だが、最近の東京では新タイプの「ネオ角打ち」が存在感を示している。地方の優れた酒や肴(さかな)を発掘する東京駅近くの角打ち。下町の副都心・錦糸町では、角打ちを軸に地元名店が集まるフードホールが登場し、若者からマダムまでがグラスを傾けている。手頃に飲ませるだけではない。お酒を媒介にした地方創生、地域活性にも役だっているのだ。(重松明子)

 ゆったり座れるバーカウンターからして、これまでの角打ちのイメージとは違う。

 JR東京駅日本橋口前のパソナグループ本部ビル。地下飲食街にある「ポッピングスタンド」に並ぶ酒のすべてが国産の少量生産品だ。地ビール、日本酒、ワイン、ウイスキーなど、ラベルに目移りしながらの品定めが楽しい。小売価格+抜栓・グラス代(缶ビール50円、日本酒四合瓶500円など)で飲める。

 「無名でもおいしいお酒は各地にある。東京の消費者や飲食店につなげるのがこの角打ちの役目」。運営会社「匠創生」の安村亮彦社長(39)が熱く語った。

 地方創生を推進するパソナグループの社内ベンチャーとして2年前に創業。伝統工芸品の販路開拓支援ショップとしてスタートしたが思うように売れず、同じ伝統産業として酒造に着目。陶芸やガラスの酒器・皿で酒肴を提供し、工芸品の魅力も伝える。

 カウンターでは、フランスや日本で経験を積んだソムリエの松本大助さん(38)がお酒を解説。各地の缶詰などをアレンジして作ってくれるサラダ(540円)は、見た目も味もセンスがいい。

photo 大きなケースに並ぶすべてのボトルが小売価格で飲める「すみだフードホール」の角打ち=東京都墨田区
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