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» 2019年09月03日 07時44分 公開

一蘭がとんこつ不使用ラーメン? ラーメン人気高まるイスラム圏に熱視線 (1/3)

今や日本の国民食となったラーメン。大阪や東京など都市部のラーメン店には訪日外国人客(インバウンド)の姿も目立ち、外国語のメニューを常備する店も増えている。そんな中、豚骨ラーメン専門店「一蘭」が売り出しているのが「100%とんこつ不使用ラーメン」。

[産経新聞]
産経新聞

 今や日本の国民食となったラーメン。大阪や東京など都市部のラーメン店には訪日外国人客(インバウンド)の姿も目立ち、外国語のメニューを常備する店も増えている。そんな中、豚骨ラーメン専門店「一蘭」(本社・福岡市)が売り出しているのが「100%とんこつ不使用ラーメン」。豚骨ラーメン専門店が手がけたにもかかわらず、豚を一切使わないことがコンセプトという摩訶不思議(まかふしぎ)な一品だ。その狙いとは。(鈴木俊輔)

 《No Pork Ramen》

 店名を囲むように、こう英語で記した看板を掲げるのは、8月8日に大阪・ミナミにオープンした「一蘭なんば御堂筋店」。おなじみの豚骨ラーメンはなく、「100%とんこつ不使用ラーメン」の専門店だ。

photo 「一蘭 なんば御堂筋店」の100%とんこつ不使用ラーメン=大阪市中央区(前川純一郎撮影)

 「豚骨ラーメンを世界一研究しているからこそできた一杯」。担当者が胸を張るラーメンは、こってりしていそうな琥珀(こはく)色のスープの中に細麺が踊る。チャーシューの代わりは柔らかく煮た牛肉だ。

 一口すすると、濃厚なうまみが広がる。スープは鶏ベース。アルコールを含む調味料も一切使っていないという。同社は「特定の客層を狙ったものではない」とするが、イスラム圏からの客の存在が見え隠れする。

 世界に16億人の教徒がいるとされるイスラム教では、豚肉やアルコールを口にすることは禁じられており、豚肉に使った鍋や食器を使うことさえ敬遠する人も少なくない。

 とんこつ不使用ラーメンは、イスラム教の戒律に合致していることを示す「ハラル認証」こそ取得していないが、調理の過程から一切の豚とアルコールを排除。2月にとんこつ不使用ラーメン1号店として登場した東京・西新宿店では、イスラム圏からの観光客の姿も目立っているという。

 背景には、イスラム教徒の中には、ハラル認証がなくても店側の説明などで戒律に反しないと判断できれば、口にする人も多いということがある。

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