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» 2019年09月17日 07時57分 公開

令和に消える名車 パジェロ、マークX、エスティマ、キューブ (2/3)

[産経新聞]
産経新聞

 シリーズでみると、さらに長い歴史を誇るのがマークXだ。前身の「マークII」は43年発売。「クラウン」と「コロナ」の中間に位置する高級車として、当時の“ハイソカー”ブームを牽引(けんいん)した。信頼性が高く、タクシーやパトカーなどにも使われることが多かった。昭和から平成にかけて販売台数で上位に入り続け、ピークの平成元年には約21万3000台を販売した。

 16年、「新世代のスポーツセダン」という位置づけのマークXに生まれ変わる。引き続き人気だったが近年、「SUV人気に押され、セダンタイプの需要が減少した」(業界関係者)ことなどにより、生産を終える。

photo 12月に生産を取りやめるトヨタ自動車のセダン「マークX」

 トヨタは2年に始めたエスティマの生産もやめる。初代は丸みを帯びたデザインで、同社は「天才タマゴ」というキャッチフレーズで販促活動を行った。ミニバンというジャンルを拡大していく先導車の役割を果たし、13年にはミニバンとして世界初のハイブリッド車も発売された。トヨタによると、エスティマの海外を含む累計販売台数は約240万3000台。

 生産終了になった背景には、ミニバンの多様化がある。大型で高級タイプの「アルファード/ヴェルファイア」や主力の「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」が人気となり、その中間的な位置づけだったエスティマの影は薄くなった。18年以来、全面改良はされていなかった。

 9月初旬に、年内の生産終了が明らかにされたのが、日産自動車の小型車「キューブ」だ。高さで室内空間を確保するトールワゴンと呼ばれるデザインで女性ユーザーの需要も取り込み、ピーク時の15年度には約15万台を販売。しかし、足元では約5000台にまで減っていた。

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