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» 2019年09月18日 17時20分 公開

セブン−イレブン、基本商品の質向上でスーパーとの価格競争を回避

 コンビニエンスストア最大手のセブン−イレブン・ジャパンは18日、秋冬商品の戦略説明会を都内で開いた。消費税率引き上げで外食機会の減少と内食(自宅での食事)増加の流れが予測される中、冷蔵総菜や麺類など基本商品の品質を向上させる。また、セブン&アイグループ共通のプライベートブランド(PB)の高価格帯を拡充する。

[産経新聞]
産経新聞

 コンビニエンスストア最大手のセブン−イレブン・ジャパンは18日、秋冬商品の戦略説明会を都内で開いた。消費税率引き上げで外食機会の減少と内食(自宅での食事)増加の流れが予測される中、冷蔵総菜や麺類など基本商品の品質を向上させる。また、セブン&アイグループ共通のプライベートブランド(PB)の高価格帯を拡充する。

 「他社よりも品質が良く値頃感がある商品をそろえ、セブン−イレブンなら安心して買えるとのメッセージを出す。消費税増税で冷え込むから(対応策として)価格競争をするのは主戦場ではない」。セブン−イレブン・ジャパンの高橋広隆執行役員商品本部長は説明会で力説した。

 世帯人数の減少や共働き家庭の増加といった流れはこの10年でさらに加速するとみられる。セブンは奇をてらったメニューではなく家庭料理の定番メニューの品質向上、PB「セブンプレミアム」の高価格帯「セブンプレミアムゴールド」や冷凍食品の品ぞろえを増やすことで、中食需要の伸長に対応する。

 今年6、7月のセブンの既存店売上高は独自スマートフォン決済「7pay(セブンペイ)」をめぐる一連のトラブルや天候不順などで前年割れした。しかし電子レンジで温める冷蔵品のレンジ麺やおにぎり、冷凍食品、セブンプレミアムゴールドなどは好調。こうした実績を元に、支持を受ける商品群の強化を打ち出した。

 同日発表された施策の1つがレンジ麺の容器の刷新だ。容器を2層式にして麺とスープ・つゆを分離。固形化するために使っていたゼラチンをスープ類から抜いて液体のまま運べるようになった上、電子レンジでの加温時間も短縮できたという。10月発売の新商品「香り引き立つ! かき揚げ蕎麦(そば)」(税抜き価格370円)から導入する。

 定番のおにぎり類は米飯の炊き方から見直す。すでに40品目で展開するセブンプレミアムゴールドは、下期に4〜5品目の投入を決めた。

 健康意識の高まりと来春施行の改正食品表示法への対応を前倒しするため、今月16日から弁当類やPB「セブンプレミアム」で、糖質や食物繊維の含有量を新たに記載し、塩分はナトリウム量から食塩相当量の表示に順次切り替える。

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