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» 2019年10月23日 17時40分 公開

2020年に「ミドリムシ」で飛行機飛ばす! 認知症研究&エコ燃料で (1/3)

豊富な栄養素を持ち、人間や環境への有効な使途も期待される「ミドリムシ」。ユーグレナの出雲充社長(39)は、創業15周年の2020年にミドリムシから精製したエコな燃料で飛行機を飛ばすと意気込む。

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 豊富な栄養素を持ち、人間や環境への有効な使途も期待される「ミドリムシ」。ユーグレナの出雲充社長(39)は、創業15周年の2020年にミドリムシから精製したエコな燃料で飛行機を飛ばすと意気込む。アンチエイジングや認知症など、ヘルスケア面の研究開発も進展させている。5年で売上高10倍増、大学発ベンチャーで初の東証1部上場など快挙を達成してきた“ベンチャーの雄”が見据える高みに限界はない。(海野慎介)


――2005年に学生時代の仲間と起業し、14年に東証1部に上場しました

 「大学発ベンチャーは2278社あります。ただ、マザーズやジャスダックなど新興市場への上場はありましたが、東証1部に上場した会社は1社もありませんでした」

――上場から5年で変化は

 「ずいぶん変わりました。ミドリムシをスタートした際の売上高は15億円でしたが、昨年の決算は151億円で、ちょうど5年で10倍です。お客さまは数千人単位だったのが、今は24万人が定期的に毎日ミドリムシを使ってくださっています」

photo 出雲充社長(撮影・今野顕)

――ミドリムシは体長0.05ミリで、光合成で栄養分を生み出す「植物」と、細胞を変形させて動く「動物」の性質を併せ持つ珍しい藻の一種だそうですが、「飲むミドリムシ」や、エイジングケアブランド「B.C.A.D.」など幅が広いですね

 「飲料も当初は『こんな気持ち悪いもの』と言われて大変でしたが、健康にいいと評判になり、当たり前に飲んでいただけるようになりました。ヤクルトや味の素、カップヌードルなど尊敬している会社もゼロから10万人、100万人、1億人と、当たり前になっていったのだと思います」

――ミドリムシの魅力は

 「一番重要なのは100種類いるということです。飲料用や化粧品向け、バイオ燃料向けは違う品種です。ビタミンCが多いミドリムシから、燃料を作るお相撲さんのようなミドリムシもいます。食品用途なら栄養素が豊富な『グラシリス』で間違いありません。育て方次第で、成分も変わったりします」

――ミドリムシは「生命力」が強いと聞きます

 「恐竜も滅びたなか、5億年も生活している生物です。栄養素が豊富で、特に抗酸化物質、ビタミンEがミドリムシのエキスにたくさん含まれています」

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