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» 2019年11月25日 19時39分 公開

キリンが豪の飲料事業売却 456億円、中国企業に

 キリンホールディングス(HD)は25日、オセアニア地域で牛乳やソフトドリンクなどの飲料事業を手がけるライオン飲料事業(豪ビクトリア州メルボルン)を中国国有企業の中国蒙牛乳業有限公司(蒙牛)に譲渡する契約を締結したと発表した。売却額は約6億豪ドル(約456億円)。キリンHDは平成28年の中期経営計画で低収益事業の再生・再編を掲げており、ライオン飲料事業の売却先の検討を続けていた。

[産経新聞]
産経新聞

 キリンホールディングス(HD)は25日、オセアニア地域で牛乳やソフトドリンクなどの飲料事業を手がけるライオン飲料事業(豪ビクトリア州メルボルン)を中国国有企業の中国蒙牛乳業有限公司(蒙牛)に譲渡する契約を締結したと発表した。売却額は約6億豪ドル(約456億円)。キリンHDは平成28年の中期経営計画で低収益事業の再生・再編を掲げており、ライオン飲料事業の売却先の検討を続けていた。

 今回の契約は、キリンHDのオーストラリアとニュージーランドでの事業を担うライオンの子会社と蒙牛との間で24日に合意した。ライオン飲料事業の全株式を蒙牛の子会社に譲渡する。オーストラリア当局の審査を経て、2020年上期中に完了予定。ライオン飲料事業の2018年12月期の売上高は17億5600万豪ドル。

 キリンHDは2007年に乳飲料を手がける豪ナショナルフーズを、翌08年にも同業のデアリーファーマーズを買収した。さらに、09年にはアルコール飲料大手のライオンネイサン(現ライオン)を完全子会社化したことで、オセアニア地域での酒類・清涼飲料の事業基盤を確立した。

 その後、同地域でビール市場が拡大する中、アルコール飲料への注力と低収益事業の切り出しを決定。今年4月、オーストラリアでの乳原料価格の高騰などを理由に、ライオン飲料事業について減損損失約571億円を計上。乳製品事業は10月、カナダの乳業大手サプートの豪子会社へ譲渡を完了していた。

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