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» 2019年12月16日 05時00分 公開

「怖い」顔出しパネルに隠されたマーケティング戦略 (1/3)

鳥取市の鳥取砂丘前にある顔出しパネルが「怖い」「子供が泣く」と話題になっている。アリジゴクのような生き物が少年を襲う姿を描いたもので、2年半前から設置されていたが……。

[産経新聞]
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 鳥取市の鳥取砂丘前にある顔出しパネルが「怖い」「子供が泣く」と話題になっている。アリジゴクのような生き物が少年を襲う姿を描いたもので、2年半前から設置されていたが、今秋、会員制交流サイト(SNS)の投稿をきっかけに評判が広まり、観光客の人気を集めている。なぜこんなパネルを設置したのか。キワモノ狙いとも思えるが、実は、SNS全盛時代を意識したマーケティングをもとにした戦略が隠されていた。

「攻めてる」「トラウマになる」

 観光地などでよくみられる顔出しパネル。ご当地キャラクターなどが描かれることが多い中、鳥取砂丘前にあるドライブイン「砂丘会館」のパネルは一線を画している。砂丘の斜面で、巣穴に引きずり込もうとするグロテスクなアリジゴクのような生き物から逃げようとする少年が描かれているのだ。手を伸ばす少年の姿からは必死さが伝わる。

 パネルが設置されたのは、平成29年の大型連休前。ちょうど「インスタ映え」が話題になっていた時期で、「一般受けしなくても、面白いと思ってくれる人が少しでも来てくれれば」と同会館が設置した。

 もともと家族連れなどに親しまれていたが、今年10月、ツイッターの投稿をきっかけに人気に火が付いた。「攻めてる」「どんな顔で写ればいいのか」「トラウマになる」「怖いこのB級感」などとSNS上で話題になった。

photo SNSで話題となっているアリジゴクから逃げる子供を描いた顔出しパネル=12月、鳥取市
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