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» 2020年03月03日 14時19分 公開

前年比5倍も売れたクリームソーダは何が違う? (1/2)

企業や店舗がSNSを駆使した集客に知恵を絞る中、奈良県と岡山県に店舗を持つカフェが「いいね」の数に応じてクリームソーダの盛りつけを変えたところ、売り上げが前年比5倍と爆発的に伸び、一躍看板商品となった。

[産経新聞]
産経新聞

 企業や店舗が会員制交流サイト(SNS)を駆使した集客に知恵を絞る中、奈良県と岡山県に店舗を持つカフェが「いいね」の数に応じてクリームソーダの盛りつけを変えたところ、売り上げが前年比5倍と爆発的に伸び、一躍看板商品となった。シロップと炭酸水を注いだグラスにバニラアイスをのせ、チェリーを添えたどこにでもあるクリームソーダだが、わずかな“改良”が来店客を引きつけた。(前原彩希)

 「クリームソーダの盛り付けを変えただけで前年比500%って話。」

 昨年9月、ツイッターでこうつぶやいたのは、奈良県橿原市今井町でカフェ「うのまち珈琲店」を経営する小田墾(つとむ)代表(34)。投稿には、新旧2種類のクリームソーダの写真も添えられている。

 ソーダ水を注いだグラスにバニラアイスを浮かべ、チェリーを添えたのが以前の盛りつけ。今の商品はグラスの縁にアイスをトッピング。青いシロップと透明の炭酸水が、2層の境界付近でグラデーションになっている。グラスもドリンク用からパフェ用に変えてスマートな感じになり、使っている素材は同じでも見た目の印象はずいぶん違う。

photo 看板商品である「クリームソーダ」(右)と「クレームブリュレの季節のパフェ」(左)を紹介する、うのまち珈琲店の小田墾代表=奈良県橿原市

 「うのまち珈琲店」は平成29年4月、岡山県玉野市に1号店がオープン。30年12月、歴史的な街並みが残る橿原市今井町に開店した奈良店が2号店になる。

 奈良店のオープンに合わせ、パフェ用のグラスを大量に発注。そこで、クリームソーダにも使おうとなったのが盛りつけを変えたきっかけという。小田代表は当初、スタッフ個々のセンスに任せていたが、写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿された写真を参考に盛りつけを微調整。閲覧者が投稿を評価する「いいね」の数が多かった写真に寄せていき、昨年の夏前に現在の盛りつけに行き着いた。

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