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» 2020年03月05日 15時40分 公開

ピースサインから指紋、瞳に最寄り駅 SNSから盗まれる個人情報 (1/2)

 スマートフォンで撮影しSNS(会員制交流サイト)に投稿した写真から個人情報が流出する−。こんな危険性が若者を中心に高まっている。スマホのカメラが高画質になったことで、指紋などの生体情報が盗み取られたり、写真に写った瞳から最寄り駅が特定されプライバシーが侵害されたりするケースも。どんなリスクがあり、どう対策を講じるべきなのか。

[産経新聞]
産経新聞

 スマートフォンで撮影しSNS(会員制交流サイト)に投稿した写真から個人情報が流出する−。こんな危険性が若者を中心に高まっている。スマホのカメラが高画質になったことで、指紋などの生体情報が盗み取られたり、写真に写った瞳から最寄り駅が特定されプライバシーが侵害されたりするケースも。どんなリスクがあり、どう対策を講じるべきなのか。

トラブルの大半は中高生

 「SNS上で知り合った男性が学校にまで連絡をしてきた」

 昨年夏、インターネット上のトラブル相談を受け付ける「全国WEBカウンセリング協議会」(東京)に、中部地方に住む高校生の女子生徒からこんな相談が寄せられた。

 同会によると、女子生徒は昨夏、制服姿の自撮り写真を複数枚ツイッターに投稿。SNS上でコメントを書き込んだ男性と交流を続けていたが、執拗(しつよう)に連絡が来ることに恐怖を感じ、連絡を拒否した。すると、男性は投稿した写真の制服から学校を特定し、連絡してくる事態にまで発展した。

 また昨年9月、アイドル活動をする20代女性宅に侵入しわいせつな行為をしたとして、警視庁が強制わいせつ致傷容疑でファンの男を逮捕。今年2月に東京地裁で始まった公判で、男が女性のツイッター画像の瞳に映った景色や、生配信の動画などから最寄り駅や部屋を特定していたことが明らかになった。

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 同会カウンセラーの青山真理さん(48)によると、年間80件ほど寄せられるネットトラブルの相談のうち8割以上が中高生。「若者はSNSが生活の一部になっており、すぐに撮影した写真をSNSにアップする。そのため過去の投稿や知人の投稿画像から行動範囲が誰でも容易に特定できてしまう」とリスクを訴える。

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