クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向
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» 2020年03月05日 15時49分 公開

【現場の風】マツダ エンジニア魂込め走る楽しさ追求

 マツダ執行役員・中井英二さんに聞く

[SankeiBiz]
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 マツダ執行役員・中井英二さんに聞く

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−−「CX−30」で、新世代エンジン「スカイアクティブX」搭載モデルと非搭載モデルの価格差は

 「同じグレードで考えると68万円になる。X搭載モデルではマイルドハイブリッドという技術を使っているほか、Xには4つの筒内圧センサーや圧縮時に燃焼を制御するインジェクター、過給機など、追加している部品があるからだ。新しい技術をつくるのに丁寧につくり込んでおり、エンジニアのスピリット(魂)代ともいえるかもしれない」

−−Xは、開発段階で燃費が「スカイアクティブ」のガソリンエンジンより3割改善する触れ込みだった

 「3割というのは一番いい所を取って言っていたもので、全ての条件下での達成は難しい。全体でしっかりと2割くらいということで詰め、狙い通りにできた。目標が未達だったというわけではない。燃費がいいだけの車をつくるつもりはなく、走る楽しさを高めている。『こんなに楽しく走ったのに燃費も良かった』というのがいいと思っている」

−−Xは最初からハイオクガソリン向けだったのか

 「日本にはレギュラーガソリンがあるので、最初はレギュラー対応で開発を進めた。欧州では日本で言うハイオクが一般的な燃料。両方つくっていた。欧州に出したときにハイオクが好評で、同じ車なのにパワーの差があってはいけないと感じたため、ハイオク向けにした。ただ、筒内圧センサーで圧縮着火を制御しているため、レギュラーを入れてもしっかりと走る」

−−レギュラーとハイオクを入れた時で、ガソリン代と燃費を考えたコストはどうなる

 「負荷をかけないで走るとレギュラーの方がいいが、ある程度の負荷をかけ、気持ちよく走れば、だいたい同じくらいになる」

【プロフィル】中井英二

 なかい・えいじ 1985年マツダ入社。エンジン性能開発部長、走行・環境性能開発部長、パワートレイン開発本部副本部長を経て、2017年4月にパワートレイン開発本部長に就任。19年4月から執行役員兼パワートレイン開発本部長。


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