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» 2020年03月10日 10時21分 公開

次世代交通「Maas」 鉄道各社、“稼ぐ力”に工夫の余地 (1/3)

最新のスマートフォンアプリの技術を駆使して、人の移動をスムーズにする次世代交通サービス「MaaS」。JR東日本や東急など鉄道各社がスマホを利用した「観光型」で実証実験を重ね実用化も視野に入れるが、肝心の認知度が低く、普及へのハードルは高い。

[産経新聞]
産経新聞

 最新のスマートフォンアプリの技術を駆使して、人の移動をスムーズにする次世代交通サービス「MaaS(マース)」。JR東日本や東急など鉄道各社がスマホを利用した「観光型」で実証実験を重ね実用化も視野に入れるが、肝心の認知度が低く、普及へのハードルは高い。提供エリアも限られることから、顧客層はそう大きくならないとみられ、付帯サービスが広げにくく、“稼ぎ”が限定的になるとの見方もある。

 マースは「Mobility as a Service(モビリティー・アズ・ア・サービス)」の略称で、利用者のニーズに合わせて鉄道、バスなど多様な交通手段を一体的に提供するサービスのこと。利用者がスマホのアプリで交通手段の検索や観光施設、飲食店での決済などを一気通貫でできるのが特長だ。民間調査会社の矢野経済研究所の調べによると、市場規模は令和2年見通しで1940億円。それが12年に6兆3634億円と、2年見通しの30倍以上に拡大すると予測する。

photo イズコのデジタルフリーパス画面=2月9日、静岡県伊東市

 マースで先頭を走るJR東は東京や新潟、仙台などに続き、4月から群馬でも観光に便利な機能を加えて実証実験を始める。東急は静岡・伊豆での実験を踏まえ、実用化の検討に入る。このほか、小田急電鉄は新宿駅や新百合ケ丘駅(川崎市)の飲食店で使える定額制サービスと組み合わせたマースを実験。福岡市と北九州市では、西日本鉄道、JR九州、トヨタ自動車などが、鉄道の経路検索やタクシー、カーシェアリングの予約を一つのアプリで提供する。

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