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» 2020年04月27日 18時40分 公開

楽天、PCR検査キット“販売拡充”の言い分 (1/2)

楽天が法人向けに販売を開始した新型コロナウイルスのPCR検査キットに批判が集まっている。日本医師会は「この検査に頼りすぎるのは非常に危険だ」と警鐘を鳴らし、危機管理の専門家も「市中感染を広げる恐れがある」として販売を中止すべきだとするが、楽天は販売を拡充する意向だという。

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 楽天が法人向けに販売を開始した新型コロナウイルスのPCR検査キットに批判が集まっている。日本医師会は「この検査に頼りすぎるのは非常に危険だ」と警鐘を鳴らし、危機管理の専門家も「市中感染を広げる恐れがある」として販売を中止すべきだとするが、楽天は販売を拡充する意向だという。その言い分は――。


 検査キットは首都圏など5都県の企業向けで、定価は1万4900円。楽天の広報担当者は「在宅勤務不可業務であるため出勤をしている従業員の状況を把握し、コミュニケーションの一助にしたいという法人ニーズがあると考えた」と販売の経緯を明かす。

photo 新型コロナウイルス検査キットが批判を浴びる楽天の三木谷浩史会長兼社長

 検査は、自分で採取棒(綿棒)を鼻に突っ込んで検査試料を採取し、容器や封筒で密封して専用回収ボックスに入れる仕組み。判定結果はあくまで感染の可能性を示すもので、診断や医療行為ではないと強調している。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏は「陽性と出た場合、医療機関で再検査を行うまで不安を抱える。検査キットを提供するのなら医療機関へのスムーズな案内までセットにするべきではないか」と話す。

 日本医師会(日医)の横倉義武会長は22日の記者会見で「この検査に頼りすぎるのは非常に危険だ」と述べ、釜萢(かまやち)敏常任理事も、「社員が出勤できるかどうかの判断に使うと大きな誤りが出る」と懸念を示した。

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