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» 2020年06月08日 18時35分 公開

メガヒット「鬼滅の刃」が改めて示す「メディアミックス戦略」の強さ  (1/4)

今年上半期、週刊少年ジャンプ(集英社)と週刊少年マガジン(講談社)のエース格作品が相次ぎ終了した。前者は吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの「鬼滅の刃」、後者は春場ねぎさんの「五等分の花嫁」。両作品は漫画に留まらず、アニメや音楽、ゲームなどさまざまなメディアに展開しており、今後もアニメの続編が控える。

[産経新聞]
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 今年上半期、週刊少年ジャンプ(集英社)と週刊少年マガジン(講談社)のエース格作品が相次ぎ終了した。前者は吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの「鬼滅の刃」、後者は春場ねぎさんの「五等分の花嫁」。両作品は漫画に留まらず、アニメや音楽、ゲームなどさまざまなメディアに展開しており、今後もアニメの続編が控える。連載終了後もファンの熱は覚めておらず、メディアミックスの強さを改めて示している。   (文化部 本間英士)

小説版もベストセラー

 「鬼滅の刃」は令和最初のメガヒット作だ。書店で売り切れが相次ぐなど社会現象を巻き起こし、人気絶頂の先月、4年3カ月の連載に幕を下ろした。

 「鬼滅の刃」には特徴的な現象がある。漫画の累計発行部数(電子版含む)が昨年、異様な伸びを示したのだ。昨年4月時点で350万部だったのが、昨年11月には2500万部に急増。今年5月には6000万部を突破し、約1年で17倍も数字を伸ばしたことになる。オリコンなどのコミックランキングでは、同作が上位を独占することはざら。「『ONE PIECE』と並び、いま日本で一番売れている漫画」(出版関係者)といえる。

photo ジュンク堂書店難波店の「鬼滅の刃」コーナー=大阪市浪速区(恵守乾撮影)

 “鬼滅ブーム”は漫画だけではない。出版取次大手の日販が集計・発表した今年上半期のベストセラーでは、同作を矢島綾さんが小説化した「鬼滅の刃 片羽の蝶」「鬼滅の刃 しあわせの花」が総合1、2位を独占。2冊の累計発行部数は176万部を超えた。一部ファンの間では髪の毛をキャラクターと同じ色に染めることも流行した。

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