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» 2020年06月23日 11時43分 公開

大阪・北新地の1000万円ピアノのサロン、コロナ影響で今月閉店  (1/2)

著名なプロから売り出し中の若手まで、幅広い層の音楽家が演奏会を行ってきた大阪・北新地のクラシックライブサロン「サロン・ドゥ・アヴェンヌ」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今月末での閉店を決めた。

[産経新聞]
産経新聞

 著名なプロから売り出し中の若手まで、幅広い層の音楽家が演奏会を行ってきた大阪・北新地のクラシックライブサロン「サロン・ドゥ・アヴェンヌ」(大阪市北区)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今月末での閉店を決めた。世界3大ピアノ・ブランドの一つ、ベーゼンドルファー社の高級ピアノを備えた音楽を愛する大人の社交場は15年の歴史に幕を下ろす。(織田淳嗣)

 同店は平成17年、当時ピアニストとして活動していた豊中市議の沢村美香さん(56)が開業し、19年に現在地に移転した。「コンサートホールより気軽に音楽に触れられて、特に若手が活躍できる場を都心に作りたい」との思いからの開業だった。

photo 6月いっぱいで閉店する「サロン・ドゥ・アヴェンヌ」。名残を惜しむ人たちが訪れる催しが続いている=6月13日、大阪市北区

 出資を募り1千万円近い価格で購入した、ベーゼンドルファー社製のピアノ「Model200」を備えた店内は、定員50人程度。小原孝さん、赤松林太郎さんら著名な音楽家だけでなく、ホールでの集客の難しい若手の演奏会も開かれ、気軽に会食など交流が進められていた。

 看板のピアノはごく弱く弾く「ピアニシモ」など繊細な表現に定評があり、その分扱いが難しいとされる。開業以来コンサートなどで伴奏を務めてきたピアニストの橋本尚さん(52)は「うまく弾けず心で泣いたことも。やっと思いに応えてくれるようになったところだった」と話す。

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