ニュース
» 2020年06月23日 19時33分 公開

スパコン富岳「日本の技術力示せた」「輝かしい成果」 関係者が喜びの会見 (1/2)

理化学研究所の新型スーパーコンピューター「富岳(ふがく)」がスパコンの性能を競う世界ランキングで首位となったことを受け、関係者が23日、設置場所の神戸市内で会見し、「日本の技術力を示せた」などと喜びを語った。

[産経新聞]
産経新聞

 理化学研究所の新型スーパーコンピューター「富岳(ふがく)」がスパコンの性能を競う世界ランキングで首位となったことを受け、関係者が23日、設置場所の神戸市内で会見し、「日本の技術力を示せた」などと喜びを語った。

 理研の松本紘理事長は「富岳はスパコンの性能を示す4つの部門で1位となり、四冠馬ならぬ四冠機となった。輝かしい成果にほっとしている」と語った。「トップに立っても慢心することなく、性能をもっと引き出せるよう、邁進(まいしん)していきたい」と意欲を込めた。

photo スパコン「富岳」世界一で会見 スーパーコンピューター「富岳」が世界1位になったのを受け会見する松岡聡計算科学研究センター長(左から2人目)、理化学研究所の松本紘理事長(左から3人目)ら=23日午前、神戸市中央区(南雲都撮影)

 製造と開発を担った富士通の時田隆仁社長はオンラインで登壇し、「世界に誇れるスパコンを作るのだと開発に取り組んできた。日本の技術力とものづくりの強さを世界に示すことができた」と述べた。

 富岳は計算速度を競う「TOP500」のほか、自動車や飛行機の設計などに使う実用的な計算の処理速度や、人工知能(AI)開発向けの計算性能、大規模データの解析性能の4つの指標でトップとなった。

 理研計算科学研究センターの松岡聡センター長は「(これらの指標で)1位を取ろうとして作ったマシンではない。国民が高い関心を持つ社会課題を解決できるよう、シミュレーションやAI、ビッグデータなどに対応するソフトウエアが最高の性能を出せるよう設計した。その結果としての世界一だ」と、富岳の設計思想の正しさに自信をのぞかせた。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間