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» 2020年06月23日 19時33分 公開

スパコン富岳「日本の技術力示せた」「輝かしい成果」 関係者が喜びの会見 (2/2)

[産経新聞]
産経新聞
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 富岳は石川県かほく市の富士通子会社の工場で製造され、昨年12月に出荷を開始。今年5月半ばに理研への搬入を完了したばかりだ。この間、世界では新型コロナ感染症が猛威をふるい、一時は富岳の製造や開発の継続も危ぶまれたという。

 富士通における富岳の開発部門トップである新庄直樹理事は「世界中でロックダウン(都市封鎖)が実施されるなかで、部品の調達が途切れるかもしれない局面もあった。搬入が完了してからも、機器に実際に触る必要がある人員を除いて、ほとんどはリモートワークで作業した。難しさはあったが、密に連絡を取り合い、なんとか予定通りに進めることができた」と、安堵(あんど)した様子を見せた。

 富岳は来年度の本格稼働を目指し、ソフトウエアの開発や、機器を安定して動かすための調整が続いている。構想段階から計画を率いてきた理研の石川裕プロジェクトリーダーは、富岳の名前が富士山にちなむことから、開発の進み具合について「8合目をやっと過ぎたところだ。富士は8合目より上になると、厳しい道が続くという。気を引き締めて、さらに調整を進めていきたい」と話した。

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