ニュース
» 2020年07月07日 16時17分 公開

収益性を高める試み:コロナ禍のライブ・エンタメ業界 有料配信は“活路”となるか (1/3)

人気バンド「サザンオールスターズ」の桑田佳祐さん(64)が、ステージ上から空席に向かって大きく手を振った。「新型コロナウイルスと日々闘っている医療や行政の関係者に敬意を表して、ライブをやらせていただきます」

[産経新聞]
産経新聞

 人気バンド「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(けいすけ)さん(64)が、ステージ上から空席に向かって大きく手を振った。「新型コロナウイルスと日々闘っている医療や行政の関係者に敬意を表して、ライブをやらせていただきます」

 6月25日夜の横浜アリーナ(横浜市)。客席には撮影機材が置かれ、約2時間で22曲を披露。バックダンサーも一時、マスクを着けて踊った。

 イベントの中止や縮小が相次ぎ、感染防止対策と収益モデルの両立に苦しむライブ・エンターテインメント業界。年間ダメージが6900億円に上るという試算もある中、生き残りをかけて有料配信への取り組みが急速に進む。

 「サザン」初の無観客有料ライブは、横浜アリーナの収容人数(約1万7千人)の10倍以上にあたる約18万人が3600円のチケットを購入、推定視聴者は約50万人に上った。通常の4割程度のチケット価格ということを差し引いても、「この情勢下、配信が優れた収入源になることを証明した」(芸能関係者)。

 もともと音楽業界は歌や演奏を無料配信している若手アーティストが多く、ネットとの親和性は高い。「無料に慣れた視聴者を、うまく有料サービスに誘導できれば生き残りのチャンスはある」として、「投げ銭」(料金の支払い)のシステムや、アイドルと会話できるサービスなど、収益性を高める試みが進む。

       1|2|3 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -