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» 2020年07月13日 13時56分 公開

広がる「駅傘」のレンタル 有料化でも…… (1/2)

乗客が急な雨に困らないよう、駅で傘を貸し出す鉄道会社が増えている。傘は、電車内で多い忘れ物の一つ。レンタルにすれば忘れ物の傘も減るとの逆転の発想で、管理する駅員の負担を軽減する狙いもある。ただ……

[産経新聞]
産経新聞

 乗客が急な雨に困らないよう、駅で傘を貸し出す鉄道会社が増えている。傘は、電車内で多い忘れ物の一つ。レンタルにすれば忘れ物の傘も減るとの逆転の発想で、管理する駅員の負担を軽減する狙いもある。ただ、貸し出しを無料にすると返却率が低くなる傾向にあり、事業が廃止に追い込まれたケースも。最近は1本数十円で借りられる有料サービスが主流のようだ。

(石橋明日佳、江森梓)

減らない忘れ物

 阪神電鉄は6月15日、大阪や兵庫の計39駅で傘の貸し出しサービス「アイカサ」をスタート。スマートフォンに専用アプリをダウンロードした上で、傘を保管する「スポット」に表示されるQRコードをスマホで読み取ると、開錠されて傘を使える仕組みだ。利用料は1日70円(7月31日までは無料)。

photo 南海電鉄の傘の貸し出しサービス「チョイカサ」。料金は時期によって変動する=大阪市中央区(須谷友郁撮影)

 南海電鉄でも昨年から大阪・難波駅やその周辺で、有料で貸し出すサービス「チョイカサ」の実証実験を行っており、10月から貸し出しエリアを広げて事業を始める。料金は時期によって変動しており、現在は1日90円で借りられる。

 背景には、減らない電車内の傘の忘れ物がある。集計時期は異なるが、阪神では昨年7〜12月に約5500本、南海では平成28年度に約1万3千本届けられた。多くが回収されることなく廃棄されている状態だ。

 阪神の担当者は「お客さまに喜ばれるだけでなく、忘れ物を管理する駅員の負担軽減にもつながる。取り組みが広がることを期待したい」と話す。

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