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» 2020年07月14日 15時38分 公開

鉄工所の社会貢献「消毒液噴射」足踏みスタンドが商品に (1/2)

 新型コロナウイルスの感染防止に欠かせない手指消毒。ポンプに手で触れず、足でペダルを踏んで消毒液を噴射する足踏み式スタンドならば、より衛生的だ。「コロナ禍で社会貢献したいが、マスクを作れるわけでなく、フェースシールドも…」。こう思案していた鉄工所が開発に乗り出したのが、この足踏み式スタンドだった。当初は小中学校などへの寄付が目的だったがニーズの高まりを受け、商品化にもつながった。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染防止に欠かせない手指消毒。ポンプに手で触れず、足でペダルを踏んで消毒液を噴射する足踏み式スタンドならば、より衛生的だ。「コロナ禍で社会貢献したいが、マスクを作れるわけでなく、フェースシールドも…」。こう思案していた鉄工所が開発に乗り出したのが、この足踏み式スタンドだった。当初は小中学校などへの寄付が目的だったがニーズの高まりを受け、商品化にもつながった。

photo ペダルを踏んで消毒液を噴射させるスタンド=福井市

構想から2カ月で完成

 「こういう製品があったのか。これなら作れる」。5月の大型連休明け、福井市の鉄工所「TAYASU(タヤス)」社長の田安繁晴さん(52)は、経営者仲間から教えられた足踏み式の消毒液スタンドにピンときた。

 コロナ禍で厳しさを増す社会に何か貢献したいと考えていたが「マスクもフェースシールドも作れないので、何もできなかった」(田安さん)。スタンドならば自社で作製でき、感染対策として喜ばれると、さっそく開発にかかった。

 ペダルを踏むと消毒液が出る構造を作るにあたり活用したのが3Dプリンター。「形を決めて動きを確かめるには樹脂の3Dプリンターが適している」といい、何度も作り直して適量の消毒液が出せる構造にたどり着いた。

 開発を進める中で同市の担当者を紹介され、6月上旬に市を通じて小中学校に100台を寄付することが決定。学校に配備されたポンプ容器でも組み込めるように構造を修正し、同月下旬に提供を始めた。開発を着想してからわずか2カ月足らずの出来事だった。

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