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» 2020年08月09日 06時59分 公開

様変わり!:コロナ後のビュッフェレストランはどうなる? 店を訪ねてみた (1/3)

コロナ後のビュッフェレストランはどうなる? 大皿を並べてトングを手に取るスタイルが、感染経路となる危険性を指摘され、対策を迫られてきた。自粛期間を経て営業再開した店を訪ねてみると……

[産経新聞]
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 コロナ後のビュッフェレストランはどうなる? 大皿を並べてトングを手に取るスタイルが、感染経路となる危険性を指摘され、対策を迫られてきた。自粛期間を経て営業再開した店を訪ねてみると、それが様変わり! 客を歩かせず、向こうから「おかわり」がやってくる。食べ放題を1人黙々…という新たな客層も見られる。夏休みの真っただ中だが、今年はバカンスや帰省も気が引けるし、海外旅行など夢のまた夢。せめて近場で、おいしいものを好きなだけ食べて、ストレス発散してもいい? (重松明子)

photo 東京都中央区のシンガポール・シーフード・リパブリック銀座で実施されている「ナシパダンランチ」。1人あたり十数皿も配膳され、おかわりは着席で何度でも(重松明子撮影)

 テーブルからはみ出すほどの皿や丼…。シンガポール名物の蒸し鶏、太刀魚のフリット、イカの炒め物、ラクサヌードルなどエスニックな十数皿が並んだ。後から、マンゴースイーツも運ばれてくるという。「お好きなものを、おかわりしてください」

 都心の商業施設「マロニエゲート銀座1」(東京都中央区)11階にある「シンガポール・シーフード・リパブリック銀座」が、感染防止対策として導入した「ナシパダンランチ」(1950円)だ。「現地シンガポールでは、テーブルに皿を並べて手を付けたものに料金を払いますが、今の日本でそれは無理。安心・安全な形にアレンジしました」と、渡辺一司シェフ(38)。

 ナシパダンとは、インドネシア西スマトラ州の料理の総称で、人の移動とともに周辺国に広がったという。「2人組が7皿もおかわりした」というカレーは2種を提供。タマリンドの酸味が効いたナス、まったり甘みのビーフと、メリハリがあり食べ飽きない。

 同店のブュッフェランチはコロナ以前、平日で140人、土日は180〜200人もの客でにぎわったが、取材した平日午後2時時点の客は6人。カップルと女性ペア、男女各1人客が静かに離れて座っていた。

 「客数も売り上げもコロナ前の3分の1。以前は主婦グループが多かったが、今は少人数での利用がほとんどです」と、展開する「M・R・S」(本社・東京都新宿区)の田中潤一事業部長(46)。同店をはじめ8業態・38飲食店を経営している。

 「ラーメン業態はコロナ前の水準に戻った店もあるが、レストラン業態は厳しい状況が続いている。ただ、平日のお昼に1人でしっかり食べに来る方、海外に行けないかわりに…という、新しいお客さんに来ていただけてもいる」。田中事業部長は、不安の中にも希望を語った。

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