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» 2020年09月18日 15時13分 公開

団体客10分の1で奇策登場、Zoomでブドウ狩り (1/2)

 新型コロナウイルスの感染拡大で地域経済にも逆風が吹く中、大阪府柏原市が地場名産のブドウを守ろうと、ネットを活用した支援策に取り組んでいる。夏から秋にかけての風物詩でもあるブドウ狩りは団体客の多くがキャンセルとなり、直売所の来客も大きく減ることが懸念されるためだ。オンラインブドウ狩りやネット販売会社との連携など、新たな取り組みで地元名産のピンチ脱却を後押しする。(大島直之)

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大で地域経済にも逆風が吹く中、大阪府柏原市が地場名産のブドウを守ろうと、ネットを活用した支援策に取り組んでいる。夏から秋にかけての風物詩でもあるブドウ狩りは団体客の多くがキャンセルとなり、直売所の来客も大きく減ることが懸念されるためだ。オンラインブドウ狩りやネット販売会社との連携など、新たな取り組みで地元名産のピンチ脱却を後押しする。(大島直之)

photo 大阪府柏原市が初めて開催したオンラインブドウ狩りの様子=柏原市

ビジネス拡大の可能性

 8月24日の昼下がり。市東部の山間部で斜面いっぱいのブドウ畑が広がる「まるかん農園」で開催されたのは、市主催による初めてのオンラインブドウ狩りだ。カメラマン、農園、市のスタッフが集結し、市が参加者を公募して当選した5組の家族と農園とを、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で結んだ。

 進行は市担当者と農園の園主。参加者は画面を通じて生産者らと会話を交わしたほか、「ブドウの甘い部分は房の上の部分?」「大阪府はブドウの生産量が7位?」などが問われた〇×クイズを楽しみ、終了後にはシャインマスカットなどのブドウ2房が自宅に宅配便で送られた。

 今回は試行のため参加料金などは無料だ。企画した市産業振興課は「採算性に課題はあるが、市として今年も柏原でブドウ狩りをやっているというPRをしたかった」。まるかん農園園主の横尾博之さんも「これまで販路は市場出荷と直売所のみ。ネット社会が広がる中、ブドウ農家にも新たなビジネス拡大の可能性を感じた」と笑顔を見せる。

 市はオンラインブドウ狩りのノウハウなどを研究し、今後の継続の可能性を探るという。

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