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» 2020年10月03日 08時00分 公開

JR東海との隔たり:リニア問題「落としどころ探る前の段階」静岡副知事 (1/2)

リニア中央新幹線の静岡工区が、工事による大井川の流量減少などの影響をめぐりJR東海と静岡県が対立して未着工となっている問題で、県の難波喬司副知事が2日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見した。

[産経新聞]
産経新聞

 リニア中央新幹線の静岡工区が、工事による大井川の流量減少などの影響をめぐりJR東海と静岡県が対立して未着工となっている問題で、県の難波喬司副知事が2日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見した。JR東海との協議を担当している難波氏は「落としどころを探る前の段階だ」と述べ、JR側の対応が不十分との考えを改めて示した。

photo リニア中央新幹線の従来型の「L0系」試験車=昨年10月、山梨県都留市のJR東海山梨リニア実験センター(渡辺浩撮影)

 会見は、県側が工事をめぐる立場を沿線県などに理解してもらおうと、日本記者クラブに持ち掛けて実現。難波氏は「JR東海は『静岡県の要求は過大だ』としているが、県は最低限行うべきレベルだと思っている」と説明。JR側がトンネルを掘りながら流量対策などを考える姿勢であることに対し、難波氏は「工事前にJR東海ができることはもっとあると思っている」と反論した。

 そして「落としどころはどこなのかとよく問われるが、まだトンネル(工事による)湧水がどのくらい出るのかといった基本的なところが分かっていない」と指摘。「落としどころを探る前の段階だ」と語った。

 今後の展開については「第三者による助言が必要で、国の有識者会議に透明性と中立性を確保してほしい。有識者会議では、静岡県の利水者らに分かりやすいように説明してほしい」と要望した。

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