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» 2020年10月05日 07時57分 公開

地盤沈下に拍車:地方経済はどうなる? 郊外の百貨店が消えていく (1/3)

地方や郊外の百貨店の閉店が相次いでいる。景気低迷のあおりを受けやすく、郊外の大型商業施設やインターネット通信販売との競争激化で収益は悪化の一途をたどる。

[産経新聞]
産経新聞

 地方や郊外の百貨店の閉店が相次いでいる。景気低迷のあおりを受けやすく、郊外の大型商業施設やインターネット通信販売との競争激化で収益は悪化の一途をたどる。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛も追い打ちをかけた。「中心市街地の顔」となっていただけに、相次ぐ百貨店の閉店は地域経済の活力を大きくそぐ。歯止めをかける方策はあるのか。

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 昭和51年のオープンから市民に親しまれてきた西武大津店(大津市)が8月31日、44年の歴史に幕を下ろした。店長が深々と頭を下げ、ゆっくりとシャッターが下ろされると、来店客や関係者は拍手で別れを告げた。常連客は「家族や友達と訪れるのが日課だった」と閉店を惜しんだ。

 大津市で初の百貨店としてオープンし、ファミリー層を中心に人気を集めた。近年はネット通販の拡大や郊外型の大型商業施設に押されて業績が悪化。閉店時には専門店がテナントとして入る商業ビル化し、売上高はピーク時の3割以下に減少した。大津市は「シンボルを失うことになった」と地元経済への影響を懸念する。

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